小説 天空の舟 小説・伊尹伝(宮城谷昌光・著) 宮城谷昌光さんの小説『天空の舟 小説・伊尹伝』を読みました。 古代中国で最も古い「夏」王朝末期を舞台にしているというだけで、胸躍るものがあります。資料も少ない時代と思われるのに、伝説・伝承めいた物語ではなく地に足着いた人物像を次々と立... 2022.09.30 小説
小説 孟嘗君(宮城谷昌光・著) 宮城谷昌光さんの小説『孟嘗君』を読みました。 古代中国・戦国時代の斉で宰相を務めた孟嘗君。生まれたときから始まる物語は、もちろん生まれたばかりの赤ん坊が活躍するわけもなく、孟嘗君の生涯を通じて戦国時代を彩った、秦の商鞅や孫子(孫臏)の... 2022.09.29 小説
小説 晏子(宮城谷昌光・著) 宮城谷昌光さんの小説『晏子』を読みました。 古代中国・春秋時代の斉の国の晏弱・晏嬰父子の物語。義の人・軍人として斉の東方の萊攻略に功があって名を遺した晏弱を描く前半と、憚りなく諫言を行ったことで名宰相として名を遺した晏嬰を描く後半。 ... 2022.09.28 小説
小説 王家の風日(宮城谷昌光・著) 宮城谷昌光さんの小説「王家の風日」を読みました。 亡国の宰相・箕子を主人公にした物語。古代中国の商王朝最後の王である紂王の叔父で宰相として仕えた箕子。舞台となる時代は商(殷)末期で同じ宮城谷昌光さんの『太公望』と同じ時代を真逆の立場か... 2022.09.27 小説
小説 管仲(宮城谷昌光・著) 宮城谷昌光さんの「管仲」を読みました。 中国古代、春秋初期の名宰相・管仲の物語は、管仲の実務の強さが印象に残る作品でした。思想や理念が語られることが多い気がする中国古代の物語にあって、「倉廩実ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」とい... 2022.09.26 小説
小説 豊臣秀長 ある補佐役の生涯(堺屋太一・著) 豊臣秀吉の弟、小一郎秀長を描いた堺屋太一さんの小説を読みました。 下人から成りあがって天下人になった豊臣秀吉の身分が低い頃から支えた弟・小一郎秀長が主人公です。多才な堺屋太一さんの小説だけあって、一気に読み進められる小気味のいい展開で... 2022.09.25 小説
小説 楽毅(宮城谷昌光・著) 古代中国の天才将軍・楽毅を描いた宮城谷昌光さんの小説を読みました。 大国・趙に圧迫される中山国の宰相の息子として生まれた楽毅を描く物語ですが、正直なところ最も魅力的な登場人物は時の趙王・武霊王でした。 革新的な王であった武霊王が... 2022.09.24 小説
小説 太公望(宮城谷昌光・著) 中国古代もの周建国の功臣とされる「太公望」を描いた宮城谷昌光さんの小説を読みました。 大国「商(殷)」末期から始まる物語で、商打倒に大活躍という太公望像を持っていましたが、物語は太公望の少年期から始まって少年・太公望の成長譚としても読... 2022.09.23 小説